この
予算編成、
市長は基本的にどのような考え方で編成されたのか、まずお聞きしたいと思います。
そして次に、209億7,000万円の本年度の
予算を見たとき、ぱっと、私、
予算編成をいただいたときに、
調整財源がなくなっているが、これはどうしたことかと。改革の成果か。
当たり前のことかもしれませんが、こんなのは初めてで私は驚いています。国の政策の恩恵と思いますが、そのことについて説明を願いたいと思います。
そして、その中で、
法人税が
マイナスになっておるんですね、4,300万円ですか。これ、まだ景気が上向かないのかと、そういう思いで
マイナス編成になっているのかと。
次に、
たばこ税についてでありますが、2,400万円か2,800万円か減っているんですが、この
たばこを
市長をはじめしっかり吸って、市税に協力をされております。大いに宣伝はできないようですが、市内で
たばこを買って、市の財政に寄与していただければ結構かと思います。その辺をひとつよろしく答えていただきたい。
歳入については以上です。
9
◯議長(
朝井啓祐君)
吉田市長。
10
◯市長(
吉田誠克君) まず、
島田議員さんの、どういう考えのもとに
予算編成を行ったかというご質問であります。
私は、本市の財政の
健全化を最
重要課題と位置づけており、
予算編成につきましても、その方針のもとに取り組んでいるところであります。
本市は、
実質収支赤字の削減を将来的な目標として単
年度収支の均衡を図るべく、従前から行っております
行財政改革の
取り組みや
集中改革プランにおける
実施項目を組み入れた
予算を継続させ、その他
予算項目につきましても、
緊急性、費用対効果など、いま一度吟味をいたし、
予算編成を行った次第であります。
したがいまして、新
年度予算におきましても、8年連続して減額という
緊縮予算といたしました。今後におきましても、「元気な高田・誇れる高田」の実現に向け、揺るぎない
財政基盤を築くためにも、改革を推し進めてまいる所存でございます。どうかご理解を賜りたいと思います。
また、その他の質問につきましては、各
担当部長の方から
お答えを申し上げます。
11
◯議長(
朝井啓祐君)
総務部長。
12
◯総務部長(皆己親重君)
島田議員さんの質疑の中で、
調整財源がなくなっているというふうなおただしがございました。それから、
減収補てん債等々のいろんな歳入についてのおただしでございます。
私にとりましても、こういった形で
予算措置をさせていただいたのは初めてのことでございます。やはり
吉田市長のもとで一致団結しながら
集中改革プランを着実に実行した結果が、初めてこういうふうな
予算編成ができたんじゃないかなという思いがしております。これは、もう
議員先生方のご理解もいただきながらできた結果ではないかなという思いでございます。
以上でございます。
13
◯議長(
朝井啓祐君) 12番
島田保継議員。
14 ◯12番(
島田保継君) 今、
集中改革プランの結果と、18年から
市長が3年、21年度までの
集中改革プランを立案された中、今年は真ん中の年で、そのときにこういう
予算編成をできたということは、高田市の、私知っている限りの
財政編成で本当に初めてのことであると。それだけ、何となしに歳入を見れば、高田市の財政に明るさが見えてきたかなと思っております。
市長がおっしゃいますように、
財政再建の
赤字財政を埋めないかんということを意識されております。やっぱり赤字なんですね。この
特例債も高田市が赤字で財政が厳しいということで、
市長会や
議長会、全国の
議長会などが、大きい運動の中で、今年の
予算に、地方に対して4,000億円の
補てんが認められたということで助かっておるわけです。これがこのまま来年も再来年も続くかどうかということは疑問なんですね。
あと歳出のところでまたやりますが、しっかりと
予算編成に力を入れてやっていただきたい。
歳入については、以上です。
15
◯議長(
朝井啓祐君) ほかにありませんか。3番
沢田洋子議員。
16 ◯3番(
沢田洋子君) 三位一体の影響を受け、平成16年度より
地方交付税が減少され続けてきました。平成20年度の
予算を見ますと、平成15年度から比較すると、まだまだ少ない数字であります。また、この間、
地方交付税が減額された金額は15億を超える数字であり、これから比べましても、まだまだ少ない額ではありますが、2億3,000万円の増額になっています。この間、市税や
交付税の減少、また
赤字財政を理由に
集中改革プランが実施され、
市民サービスを低下させる改革が行われてきたわけですが、こうした増額に伴い、
市長として、
市民サービスに配慮された点をお聞かせください。
17
◯議長(
朝井啓祐君)
総務部長。
18
◯総務部長(皆己親重君) ただいまの
沢田議員さんのご質問に
お答えを申し上げたいと思います。
いわゆる
地方交付税に関するご質問でございまして、ご案内のように、平成16年度より4年連続の減少でございます。このたび、国からの
地方財政対策によりまして増収が見込まれました。それに伴いまして、
一般財源の総額も1億7,300万円前後増加が見込まれるところでございます。
しかしながら、
後期高齢者医療など、新たに所要となります経費、または
臨時経費などもありまして、まだまだ厳しい
財政運営が続くところであります。しかし、新年度におきましては、
認定こども園新築事業、妊婦健診に係る
公費負担の拡大、
土庫市営墓地整備事業、または
小学校の
パソコン教育の充実、並びに
洪水ハザードマップ等の作成など、
市民生活に直結する事業を
予算配分したところでございます。
今後におきましても、
地方交付税などの
一般財源の確保によりまして、より安定した
財政運営を目指しますとともに、必要な事業への
重点配分を行い、
市民生活の充実を図る所存でございます。
よろしくご理解賜りますようにお願い申し上げます。
19
◯議長(
朝井啓祐君) 3番
沢田洋子議員。
20 ◯3番(
沢田洋子君) この間、ごみの
有料化や各手数料の値上げ、また
保育所の統廃合など、
市民の
皆さんへ耐えがたい
負担増を行われてきました。また、こうした状況をいつまで我慢すればいいのかという声も出されています。そして、
市民の
暮らしは大変なものになっています。こうした中で、歳入を引き上げていき、
市民の
暮らしを守ることは大切です。こうしたわずかな増額した
予算でも、
市民の
皆さんに喜ばれる施策を行っていただきますように要望いたします。
詳しいことは
委員会の中で行わせていただきます。
21
◯議長(
朝井啓祐君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
22
◯議長(
朝井啓祐君) ないようですので、次に、歳出について質疑はありませんか。12番
島田保継議員。
23 ◯12番(
島田保継君) 先ほどの歳入に続いて、歳出についてお伺いいたします。
市民憲章の中にある、夢や希望が一度も出てこないと。若者が世界にはばたく
人づくり、世界一、日本一を目指す
柔道少年や
サッカー選手もいる。また変わったところでは、夢ははなし家と、
落語家の卵、りんりん亭りん吉さん、
菅原小学校3年の
田村凜夏さんです。こういう人などに夢を育てる施策、将来を目指す人材の育成に努力が見られないと思うんですが、いかがなものですか。
そこで、
まちづくり振興室を設置したとあるが、夢や希望と感動なくして「元気な高田・誇れる高田」にはつながらないと思うんですが、いかがですか。
人材育成や
都市交流に何の施策も感じられないと思っております。そこで、
都市交流について、山梨県の都留市、京都府の長岡京市と
災害協定を結んでいるが、どのようにこの
予算の中で
予算化されているのか、また、どのようなことになっているのか。
市長は行かれたことがあるんですか。
また、商工会では、
商工振興に
綿づくりを育成し、
地場産業の原点を模索しております。その原点である中国の
江西省の九江市に
市長自ら公費で行っても
市民は怒らないと思います。百聞は一見にしかずと言います、
市長、いかがなものですか。
もっと日本人が世界に目を向ける財政に。少しでも安定が見えてきたと自信を持って
市民が安心をする施策が見えてきません。
国際交流事業委託料に少しの増額が見られますが、世界がグローバル化する中、
国際化に対する
取り組みがあまり見えてこない。諸外国との交流を通じて、
青少年に
国際感覚を養い育てる施策はいかがなものですか。特に4,000年の歴史がある中国との
市民交流や取引がある企業に応援も見えない。餃子問題で
マイナス面がありますが、中国との関係は切っても切れないと思いますが、いかがなものですか。
次に、先ほども言いましたが、「元気な高田・誇れる高田」、先ほど歳入で、
市長はそれに向かっての実現ということを言っておられますが、これは5年前の選挙の標語にすぎないと。昨日の
戸谷議員の質問の中に、その答弁に何の具体的な要素も見られない。言葉だけで、何を元気にするのか、何を誇りにどうするのか見えてきません。
施政方針には4回もこの言葉が出ているのに、夢や希望は忘れられております。いかがですか。
次に、これは
下水道特会の方にも当たるんですが、
下水道の
進捗率と
接続率、これらに費用をかけても、下水に接続してもらえなかったら、
し尿処理量が1つも減りません。このことを踏まえて、
市民の命と財産を守る
中和広域消防組合の
負担金8億円や
葛城広域行政組合負担金などなど、多くの
組合負担金が要る中に、特に
葛城清掃事務組合の
負担金についてであります。
葛城清掃事務組合の
予算は、
葛清議会で通ったから、その分は支払う責任は仕方ないかもしれませんが、この
処理量はどんどん下水の普及によって減ってきても、この葛清の負担は今後大変な負担がかかってくると予想されます。
市長は、このことについて議会に対し何の説明もないのですが、どのように考えておられるのですか。
少し本題から外れるかもわかりませんが、
市長は議会を軽視しているのではないかと再々言われております。
市長は
市民のためとおっしゃっておりますが、
議会制民主主義の中で政治は行われております。議会を通さないと、先年来おっしゃっています
市民と協調してとか、
市民とともに汗をかいてとか、いろいろ政策をおっしゃっておりますが、このことの実現は、やはり議会に、議会としっかり協調しながら、
市民の声は、それをきちっと対策をやっておかなかったら市政に反映されません。議会と
理事者は、
市民のために、車の両輪のごとく働かねばならないと私は考えておりますが、この
議会対策について、
市長は、基本的にはどのように考えておられるのか。これは一番
市長の根幹とするところだと思いますので、その辺を少し聞かせていただきたいのと、現場の職員とのコミュニケーションはどのように行動されているのか、お聞きしたいと思います。
以上で質問は終わります。
24
◯議長(
朝井啓祐君)
吉田市長。
25
◯市長(
吉田誠克君) まず、
議員からご指摘をいただきました議会との関係についての私の考えでありますが、
議員ご指摘のとおり、車の両輪であり、しっかりと考えを一にして高田市の発展に尽くしていくと、そういう考えは私も
議員と同じであります。
しかし、少し戸惑っております。決まってから報告するべきなのか、決まる前に相談をするべきなのか。例えば、今、葛清の問題でも、
議員ご指摘のように、あの議会は広域でやっておりますので、いろんな
議員さんが出席されて、
議案提案、
理事者からしましても、
委員会、
全員協議会の中で本会議に入れなかったとか、そんな感じがございます。どの時点で高田市の
議員さんに報告するべきなのか、高田市の
市民に報告するべきなのか、いろいろ考える中で、やはり確実に議会で議決をいただいた、そういう段階で私は説明をしていきたいなと、そういう思いをしております。今後も、ふなれではありますが、議会の
皆さん方との関係、意思の疎通を図れるように進めていきたいと思っております。
その他の質問については、また担当から
お答えを申し上げます。
26
◯議長(
朝井啓祐君)
企画調整部長。
27
◯企画調整部長(
松田秀雄君)
島田議員さんの
国際交流の面についてのご質問に
お答え申し上げます。
ご承知のように、本市では、昭和38年にオーストラリア・リズモー市と
姉妹都市提携をして以来40数年が経過しております。この間、両市の
交流活動が続けられておりまして、中でも
交換学生相互派遣制度に基づく高校生を対象とした
派遣受け入れにおきましては、双方の
青少年が夢と希望を持った貴重な体験をすることになります。
そのほかの交流につきましても、
国際文化の
相互理解や
市民交流の観点から、適宜その機会のある折には市としての表敬、親善に努めているところであり、また、常時熱心な
交流活動を推進しておられる団体には継続的に、また特段の
活動目的があるときには、
財政事情の許す範囲でそれに見合った助成をしているところでございます。
ご指摘のように、例えば
国際交流を通して、今の時代にアピールできるようなことがあれば大変魅力的なことであると思われますが、本市の
財政運営は、まだ
累積赤字の削減に向けておるところでございますので、厳しい状態が続いております。今後の状況や時代のニーズに合わせながら
国際交流のあり方の検討も続けていきたいと存じておりますので、よろしくご理解お願い申し上げます。
また、
人材育成のことを質問していただいております。例えば
まちづくり振興などを通しまして、
まちづくりグループなど、
市民団体等との連携、提携を進めながら活動される
市民のそういう
人材育成を目指してまいりたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
28
◯議長(
朝井啓祐君)
環境衛生部長。
29
◯環境衛生部長(
木下安松君)
島田議員さんの、
葛城清掃事務組合負担金の
削減方策についてのご質問に
お答え申し上げます。
4市4町で構成されます
葛城地区清掃事務組合、アクアセンターですが、平成15年4月より操業開始いたしました。
処理能力は1日
当たり240キロでありますが、
構成市町村の
公共下水道の進捗に伴い、平成18年度末におきましては、1日
当たり202キロリットルで84%まで減少いたしました。このことにより、
余裕分の38キロリットル分を
組合外の2町4村よりし尿を受け、処理することによって歳入が見込まれ、
負担金の軽減につながりました。
また、
し尿処理施設運転管理業務を単
年度契約から5年契約にすることにより、経費を削減することができました。それから、かもきみの湯の運営を
委託契約から
指定管理者制度で民間委託し、民間の活力を導入しながら運営するようになり、3年間で4,500万円の
収支改善を図っております。
そのほかにも、汚泥の
減容化等、それぞれに工夫を凝らしながら
経費削減に努めているところでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
30
◯議長(
朝井啓祐君) 12番
島田保継議員。
31 ◯12番(
島田保継君) 一部答えてもらっていないところもあるんですが、
市長の、先ほど私の言う議会の話は、余り難しく考えなくて、せめていろんなときに、議会と談合せえと言うんじゃないんですよ、やっぱり対等の立場できちっとやっていかんならん。その中で、やはり大切なときに、
市長が、例えば議長とか各会派の代表とか、例えば委員長さんとかに、「ちょっと、こういうふうな方向で行きたいんだけど、どう思わはりまっせ」というぐらいのことを聞くとか、ふだんから、例えば4階へ上がってきて、ちょっと
議員の控室にでも座って、冗談でも交えながら、
議員の情報を聞くとか、そういうことをすれば、談合じゃないんですよ、そういうことをやっていけば、割とスムーズに議会も、またいろんな面でも
市長も楽やと思うんでっせ。
まあ、今、退職される職員さんもそういう面では大変ご苦労していただいたと思います。
市長も5年間、当初は、4年間は新人だから、わからないから仕方ないと。だからそれはそれなりに自分のカラーを一生懸命出してこられました。しかし、その間に、職員の方々はそういう橋渡しに大変苦労されていたという面があるんです。私らも
市長がこういうことをちょっと言葉をかけておいたら楽やのになと思うことがよくあります。だから、
市民の声を本当に一心に取り上げてと、一生懸命
市長やっておられるのよくわかります。もっと楽になったらいいんですよ。それを議会がやはり十分に吸収してもらえるように、議会の
皆さんの意見をしっかり聞いて、やはり
市長も
市民から選ばれていますよね。私たち
議員も
市民から選ばれているんです。それぞれの聞き方、感じ方がこの18人の
議員の中であるんですね。
市長は1人です、聞くのはね。私たち18人が、いろんな分野でいろんな人たちから、やっぱり要望やとか意見を聞かせてもらっています。だから、そういうことを
市長がとらえて、そして、また、少しずつ交流をしていくことによって、
市民の思いも市政に十分反映していけるんだと私はずっとそういうことは思っておるんですが、
市長、それを踏まえて、もうちょっと気楽になったらいいですよ。もう昨日きょう、また、これから議会で一々急に質問されたら、私も一緒ですけど、つい腹の中でかっかと来る方やから、何を言っていいかわからんというときもあると思います。そういう面で、やはり親しく物を言えるような形にしておけば、何もかもやっていきやすいと思っていますので、そのことを、
市長、腹にしっかり据えて、これから、また議会運営をしっかりやっていただきたい。それが
市民のために働けると私は思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
松田部長から
国際交流についての答弁がありました。私は、こういうことに大きいお金をかけよと言っているんじゃないんですよ。ほかの
予算を見たときに、ずっとこの
予算も見て、ほぼ去年と同額、去年と同額というようなのが多いんです。
予算に対してちょっと突出することによって、
市長がこの
予算で何をやっているんだと。例えば
国際交流に例えば200万なら200万ぽんと上乗せするとしたら、そのことが、大いにまた、いろんな面で
市民が、ああ、市はこういうことをやってくれてはるのやということで印象づけられるんですよ。
だから、やっぱり
予算に変化を持たせていただきたいのと、やはり特徴ある、先ほど言いましたような、私の近くですが、
小学校3年の
落語家のこういう子どもが日本にも発信しているんですよ。方々から僕聞いたところでは、全国からいろんな問い合わせがあるということを聞いております。教育長、これ、ちょっと一遍聞いておいてほしいんですけどね。
小学校の先生方が、このことについての意識、一方では、その子どもをいろんな宣伝やとか興行的に利用したいという人もたくさんおられるんですよ。しかし、そのことじゃなしに、その子ども自体は1つの道をきわめるという思いで、
学校の先生も、そのことを教育というのか、指導するのに大変ご苦労いただいているということを聞いております。
そんなことで、高田にいろんな特徴ある子どもがあると。そういうことに対して
予算を割いて、高田市が力を入れているということが近隣市町村や全国に伝わると、やっぱり高田に住んで子育てしたいという人が少しでもふえてくるんですよ。それが、自然の中に魅力ある高田ということが醸成されるんであって、そういう要素をやっぱり基本的にやっていかんとね。高田市の将来を考えたときに、やっぱり
人づくりですよ。そして、若い人がどんどん高田に入ってきていただくと。今、マンションが多く建っておりますね、最近、5か所ぐらい。こういうマンションに入られるのは大抵若い夫婦です。その子どもたちが高田で育っていくんですよ。だから、そのことに対して、やはり少し目立つ
予算化して、行動していただきたいと私は思っております。
だから、先ほどオーストラリアの話もありましたが、オーストラリア、40年の歴史があります。リズモー市ですね。そういう
都市交流を含めて、何を高田
市民に感じてもらうんかと。僕言いましたように、中国。今、中国は大変な時代ですよ、中国と日本は。この中国を切り離して、我々もう生活していけないという状況になっているのは、もう
皆さん十分ご存じと思います。だから、そのことについて、しっかり少しでも
予算化していく。それが、
市民が、ああ、このことにも行政は力を入れてやってくれているねんなということをやっぱり感じられるんですよ。それがやっぱり企業の中の行動にもあらわれてくるということで、ひとつ、もうちょっと、
市長をはじめ、広い分野にしっかりとお金をかけていただきたい。この
予算をずっと見たかて、内向きにはしっかりやっていただいておるんです、内向きには。外向きの施策が余り出てこないんです、具体的に。
何回も言いますが、先ほど、私、
都市交流のことで、都留市とか長岡京市とか、やっぱり
市長なり
担当部長なりが年に1回ぐらい行って、それだけじゃなしに、ほかのことも学べると思うんですよ。昨日かおとといの新聞に、都留市が小さい施策で金賞をもらっていると新聞に書いていました。市役所の前に水車をつくって、水車で自家発電して、いいアイディアやということで新聞に大きく載っていましたけど。3日ほどの新聞です。そういうことをやれとは言わないんですけどね、やっぱりよそのそういう都市へ行って、先進地をしっかり体で見てくると、そういう行動を、
市長、やっていただきたい。だから、やっぱり中国へでも行ったら、全然感覚変わりまっせ。行ってみな、やっぱりできません。私はひとつ現場へしっかり足を運んでいただきたいということをお願いしているわけなんです。
先ほど、ちょっと
市民憲章のことを、これ、改めて
市民憲章を、私、昨日もう一遍印刷してもらったんですが、やっぱりこの
市民憲章があるんで、これを基本に、我々いろんな面でしっかりやっていかんなんなと思いますので、ここにも老人に生きがいを、子どもに夢と希望をと、しっかりここにうたわれております。
市長の前の
市長のスローガンやから、もう、今の
吉田市長はあれを削ってしまえというんじゃなしに、やっぱりいい思い、夢や希望をやっぱり育てていくということが大事でね、それが元気や誇りにつながってくるんですよ。そのことをよう認識した上で、あるところへ行ったら、看板、夢や希望、感動をと張ってあった看板を外して、「元気な高田・誇れる高田」と張ってまんねんや。何やねんということを私は思っておりますのでね。できるだけしっかり
市民にそういう思いをさせないようにやってください。
まあ、そんなことで、また、
予算について詳しいことは
予算特別
委員会でまたしっかりやっていきたいと思います。
以上です。
32
◯議長(
朝井啓祐君) ほかにありませんか。3番
沢田洋子議員。
33 ◯3番(
沢田洋子君) 平成21年4月1日より財政
健全化法が施行されます。これは平成20年度決算に基づく指標で判定されるため、この20
年度予算では、すでに財政
健全化法の4指標を下げることを意識した
予算になっているかと感じます。財政
健全化法は、三位一体の改革に続く
市民負担押しつけの改革が一層進められるのではと懸念される声も出されています。中でも、人件費の削減は、職員のやる気を向上し、
市民サービスへこたえる行政が行われるのかと心配いたします。
20年度では、
後期高齢者医療制度や特定健診制度、認定こども園などの新たな事業が組まれています。どれをとりましても市民負担につながり、こうしたときこそ市民の声を聞き、
市民の立場に立った行政が求められるのではないでしょうか。
また、
市民への説明責任は重要なものになります。今、
市民の立場に立った業務を行う職員の役割は大変大きなものだと考えますが、いかがでしょうか。
34
◯議長(
朝井啓祐君)
企画調整部長。
35
◯企画調整部長(
松田秀雄君)
沢田議員さんのただいまのご質問に
お答え申し上げます。
職員のやる気、そしてまた、組織面の方から
お答えさせていただきたいと思います。
現在の職員数の減少にあわせまして、また、地方制度の変化や
市民ニーズの多様化による新たな課題に対応するため、今回の組織編成では、共通の行政目標の部局のもとに関連する業務をできるだけ系統的に再編することで、窓口対応もより有効にし、また、説明責任等も的確に果たしていけるような形をとらえていると認識しております。それに伴いまして、職務機能や
市民サービスの向上を図り、職場環境の活性化も目指してまいりたいと考えております。
ただ、職員のやる気に関しましては、当然、そういうような職場環境が活性化されますと、やる気というところにつながり、また、今後、勤務実績等を適正に評価することや適材適所の配置によりまして、なお、そのような意識の向上を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
36
◯議長(
朝井啓祐君) 3番
沢田洋子議員。
37 ◯3番(
沢田洋子君) この間、認定こども園の建替えに伴う問題でも、高田幼稚園、高田
保育所の父兄の方々への説明不足から、さまざまな問題が生じました。また、
後期高齢者医療制度の説明会では、1,000人を超える
市民の方への説明が行われ、意見も出されているということです。やはり
市民の皆様の行政に関する関心は高いものになっています。
こうした
市民の
皆さんへの説明や意見を聞かせていただくことが
市民参加の姿勢へとつながると考えます。こうした点を
委員会の中でも深めてまいりたいと思います。
以上です。
38
◯議長(
朝井啓祐君) ほかにありませんか。10番奥本英子
議員。
39 ◯10番(奥本英子君) 今回の
予算で、私も前々から申し上げておりました
市民との協働ということで、
まちづくり振興室が持たれて、
市民の声も吸い上げ、また、指導者を育成するとかいうことが大いにうたわれております。強調されております。これには本当に賛成するわけですけれども、この間も10年の高田の総合計画を考える審議会が開かれておりました。ただ、公募の人が2名だと聞いておりました。私は、公募ですると応募者、応じてくれる人が少ないというのが現状でないかと思いますけれども、こういうときこそ
市民の声を吸い上げていくということにもっと努力されなければいけないと、工夫されなければいけないと考えるわけです。
私も、かつて議会から充て職でいろんな審議会に出させていただきましたが、どこへ行ってもメンバーが非常に似ていると。充て職で来ますから、同じ人が、3つ以上はないかもしれませんけれども、人のことを言えた義理ではないんですけれども、平均年齢が大変上回っていると感じます。次の10年の高田市を考えるときには、もっと若い人とか、40代、50代、年齢層を考えて出すべきではなかったかと。そういうところを何度言っても、何度言っても、いろいろな審議会委員を選ぶときの工夫・努力が足りないと思います。
市長は5年間でいろんな団体の人と顔を合わせてこられたと思いますけれども、1年間を何回めぐったとしても、顔を合わす人たちは限られるんではないかと思います。
そんな意味では、かつて
保育所の廃止で若いお母さんたちと何度もやり合った。また、認定こども園、
市長が直接話し合ったかどうか知りませんけれども、若いお母さんたちと話し合った。偶然にもそういうふうな機会に当たったということは意味が大きかったなと思います。いろんな人と会ってほしいと思います。
40
◯議長(
朝井啓祐君) 奥本
議員。
41 ◯10番(奥本英子君) あきませんか。
42
◯議長(
朝井啓祐君)
予算の歳出をやっておるんですけども、どの部分の。
43 ◯10番(奥本英子君) 審議会委員の報酬ということで私は考えます。審議会の審議委員の報酬ということで考えます。おかしいですか。それだけです。工夫してほしいと思います。
44
◯議長(
朝井啓祐君) 13番植田龍一
議員。
45 ◯13番(植田龍一君) まず、水道料金についてお伺いいたします。ここでは、
市民が支払う水道料金ではなく、市役所が使っている水の量、料金についてお伺いいたします。
市役所本庁舎や図書館や公民館、体育館など各公共施設、高田商業や3中学、8
小学校、8幼稚園、10
保育所、クリーンセンター、市立病院などの市の施設全体ではどれぐらいの水量が使用され、どれぐらいの料金になるのでしょうか。かなり多くの量、金額になると思いますが、これらの節水について、今どういうふうに取り組んでおられるのか、まず状況をお聞かせください。
46
◯議長(
朝井啓祐君)
総務部長。
47
◯総務部長(皆己親重君) ただいま植田
議員さんから、水道の節水への
取り組みについてのおただしがございました。施設全般にわたっておりますので、私の方から
お答えを申し上げたいと思います。
まず、市庁舎管理におきます水道使用におきましては、特にトイレの部分について、いわゆるセンサー方式によります自動水量調整や必要最小限での使用の励行を行うということで、または漏水チェックを定期的に実施をしております。
また、教育施設におきましては、
学校教育の一環として、水の大切さ、資源の有効活用などについて、生徒たちへも機会あるごとに指導、または教育を行っているところでございます。
そのほかの多くの
市民に利用していただいております公共施設におきましても、水を無駄なく使用する、そういうために水洗トイレの調節弁の調整や施設利用者向けに節水の協力をお願いしているところでございます。
水道局では、6月1日からの1週間、水道週間と位置づけをいたしまして、特に水の大切さをアピールしているところでございます。
水資源の節水対策は、毎日毎日の積み重ねこそ大きな成果を上げるとの思いで今後も取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。
48
◯議長(
朝井啓祐君) 13番植田龍一
議員。
49 ◯13番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございます。
毎日の積み重ねにより節水について今後取り組んでいくということですが、
予算書では光熱水費として上げられておりますので、電気代や燃料費なども含まれております。各施設の数量や個々の節水の
取り組みについては、また
予算特別
委員会で詳しく聞かせていただきますので、各担当におかれましては、資料の準備等、よろしくお願いしたいと思います。
そして、もう1点、聞くの忘れてたんですけど、第4款衛生費、清掃総務費の19
負担金についてお伺いいたします。清掃事務組合分担金5億6,422万7,000円のうち、し尿処理施設等補修基金積立金、これが1億2,375万5,000円、この金額についてお伺いいたします。
先ほどの
島田議員の質問と若干かぶるところがあると思いますが、もう少し深く聞かせていただきたいと思います。
この3月議会告示の日、2月28日の2日前、2月26日に
葛城清掃事務組合議会が開催され、平成20
年度予算が提案、可決されました。その中で、組合管理者は、この積立金の金額について、平成20年度、すなわち今年度中、それも早い時期に減額補正をすると約束され、それが条件で
予算が可決されたところであります。言うまでもなく
吉田市長はこの組合の副管理者で、当然その場にもおられましたので、このことはよくご存じのはずであります。減額する金額については、2分の1になるのか、3分の1になるのか、幾らになるかは今のところわからないと管理者はおっしゃっておりましたが、減額補正するということははっきりされております。ということは、本高田市のこの平成20
年度予算のこの額も確実に減額されるということは明らかであります。
しかしながら、議案説明の中では、
市長からこの減額については説明がされませんでした。我々
市民の代表である議会に対し、このことは説明する必要がなかったのか、それとも急なことで説明が抜けてしまっていたのか、また、一応
予算額は載っているが、このような大幅な減額補正が決まっているものや、逆に大幅に増額補正が必要なものがこの
予算書の中にほかにもあるのでしょうか。この件は
市長にお伺いいたします。
50
◯議長(
朝井啓祐君)
吉田市長。
51
◯市長(
吉田誠克君)
議員ご指摘の
葛城清掃事務組合の
負担金の減額について説明をさせていただきます。
平成20年度の
葛城清掃事務組合の当初
予算につきましては、2月26日に可決をいたしました。質問の積立金の減額につきましては、確かに管理者の発言において、減額に取り組んでいきたいという答弁をされておりました。しかし、その中でも説明がありましたように、どういう形でどれぐらいの金額をというのは、まだ首長会議の中で結論に達しておりません。それをしっかりと今後の葛城清掃の修繕費、補修費等も勘案をしながら、しっかりと首長会議でその金額なり年数なりを協議していこうと。決まり次第、できるだけ早く
葛城清掃事務組合の議会にかけさせていただいて、議会におはかりをしますというようなご答弁であったかなと、そういう思いをしております。
また、
葛城清掃事務組合の議会の方で議決をいただければ、速やかに高田市の議会にも説明をしていかなければならないと思っております。
先ほど、
島田議員の質問にも少し
お答えをさせていただいたんですけども、どの時点でというのが私にとりましては難しゅうございます。これは議会の承認を得てすべてが進んでいくと考えましたら、首長会議で話し合った結果こうしますねんではやはり不十分ではないかなと。それを議案にさせていただいて、議会で承認をいただいて、その結果、議決をいただいて、報告をすると、そういう形をしていきたいなと思っております。
植田
議員のほかにもあるのかという質問なんですけれども、そういう減額を大きな額でしていけるようなところは、今のところ、それを協議している葛清の問題が唯一であります。
以上であります。
52
◯議長(
朝井啓祐君) 13番植田龍一
議員。
53 ◯13番(植田龍一君) 3回目、これが最後になるかと思いますので、しっかりと質問させていただきたいと思います。
今、
市長お答えいただいたように、このような大幅な減額がこの
予算書に、もうわかっているものが載っているというのはおかしいわけですね。なかって当然だと思います。どの時点で報告、説明していくのかというのは大変難しい問題であると。これは本当に大変難しい問題であると思いますが、この件に関しましては、はっきりと減額していきたいではなく、減額しますと。私もこの日傍聴しておりました。
島田議員の質問に対して、そしたら、いったんお金を、市の
予算を組んだやつを払って、そこからまた返してもらうんかというような質問をされたときに、「いやいや、例えば4期に分かれていれば、1期目、2期目で、この早いうちに決定して、3期目あるいは4期目のときに払ってもらわなくてもいいようにやります」と、はっきりと管理者はおっしゃいました。副
市長も
議員として座っておられましたので、しっかりと聞いておられると思います。そこまではっきり決まっているということは、やはり説明責任があるのではないかと思います。確かに金額については幾らになるのか、それも2分の1か3分の1、具体的には、この2分の1とか3分の1とかいう数字もおっしゃっているわけなんですね。それが条件で、ほかの市町村の、広陵町の
議員さんなんかも、そうしてもらえるんなら、この
予算に賛成すると、いわば条件つきで可決されたような
予算でありますので、この減額というのは決まっていると。あとは金額だけの問題ですから、例えば議案説明で説明できないのであれば、
全員協議会であるとか、どこでも説明のしようがあると思います。たまたま
葛清議会に行っておられた
議員さんはご存じだと思いますが、それ以外の
議員は、この
予算書を見ても、何ら、どうなっているのかわからないという状態になります。それを、そしたら葛清に行った
議員が
議員全員に説明しろとおっしゃるのか。この議案書というのは
理事者側から出てきているもので、議会から出すのであれば
議員が説明責任あると思うんですけど、
理事者側から出てくるものなので、これはもう、はっきりと減額すると決まった以上、
市長は何らかの形で議会に対し説明する責任があったと私は考えます。
以前も何かこういうわからない、この
予算の中でもわからないことがあったと、去年の3月も言わせていただいた経緯があったと思います。その辺、先ほど
島田議員から議会軽視という言葉も出ましたが、やっぱり、
市長、これは説明するべきことはしっかりと、決定する前にでも、ある程度決定した時点で説明しなければいけないことはあるんではないかと。何もかもきっちり決まって議決されてから、そうしか報告しないんだということなのか。今回のようなものであれば、説明責任が必要だったというふうに思うんですけど。最終になりますけど、
市長にご答弁いただいて、あとはまた
予算特別
委員会で聞かせていただきたいと思います。最終答弁、よろしくお願いします。
54
◯議長(
朝井啓祐君)
吉田市長。
55
◯市長(
吉田誠克君) 非常に難しい問題であることは、植田
議員も事実であるというお言葉をいただいております。決定をしておりますという決定というのは、あくまでも管理者の立場で協議をし、議会にはからせていただきますということが決定をしておるのであって、減額をするというのは、議決がなって初めて減額がされるということになると理解をしております。
今、首長会議の方で減額の方向でその金額、方法等を協議しながら、決定を次第、議会にはかっていきますということを管理者が明言された、その段階ではないかなと。そして、議会に上程をし、議決をいただいた段階で決定をしたのではないかなと私はそういう理解をしております。
非常に難しい問題ですが、
皆さん方の、植田
議員も傍聴に来ていただいて、大体の流れ、雰囲気もご理解をいただいておると思うんですが、非常に難しい中で一つ一つ慎重に進めていきたいなと思っております。よろしくご理解を賜りたいと思います。
56
◯議長(
朝井啓祐君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、国民健康保険事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。3番
沢田洋子議員。
58 ◯3番(
沢田洋子君) 依然として国保料金が高くて払えないという声が少なくありません。また、滞納者の数も年々ふえており、これまでにも、私たち日本共産党市議団は、こうした問題を解決するためにも、加入者の所得に合った保険料の見直しが必要だということを取り上げてまいりました。
しかし、こうした
取り組みがなされないまま、20
年度予算では、4月から実施される
後期高齢者医療保険制度に伴い、財政的支援として
負担増が行われます。こうした
負担増が納入率の低下につながることが予測されるわけですが、こうした対策をどのように考えておられるのでしょうか。また、加入者へのこうした
負担増についての説明が必要だと考えますが、いかがでしょうか。
59
◯議長(
朝井啓祐君)
市民商工部長。
60 ◯
市民商工部長(杉浦實君)
沢田議員さんのただいまの国民健康保険税率の改正についてのご質問に
お答え申し上げます。
後期高齢者医療制度の創設に伴い、この医療制度を支えていくため、財政的支援として若年層がこの支援金を負担することになり、高齢者の保険料が1割、国等の公費が5割、そして、この支援金の4割をもって運営される仕組みとなっております。
これによりまして、国民健康保険税は、従来の医療分、介護分に加えまして支援金分との3本立ての賦課制度となるものでありますけれども、このたびの後期高齢者支援金分賦課の新設に伴う保険税率の改正に
当たりましては、低所得者層にできるだけ負担の増加とならないよう試算をいたしたところでございます。
この制度改正に伴う保険税率の改正によって収納率の低下が懸念されるとのことでございますけれども、今後とも、窓口での説明をはじめ、広報等で十分に制度の周知を図り、高齢者医療を皆で支え合っていくということへの理解を深めることによりまして、納付意識の向上を図り、収納率の低下につながらないよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
61
◯議長(
朝井啓祐君) 3番
沢田洋子議員。
62 ◯3番(
沢田洋子君) 国保料の負担が今よりも増えることは確かで、滞納者が増えるということが考えられますが、こうした滞納者を解消する手だてを具体的に考えられておられるのか、もう1度お聞かせください。
63
◯議長(
朝井啓祐君)
市民商工部長。
64 ◯
市民商工部長(杉浦實君) 今般の税率の改正といいますのは、あくまでも
後期高齢者医療制度に伴う新たな賦課制度ができるということでございます。この点に関して、十分な理解を得ることが収納率の向上といいますか、低下につながらないようにすることの第一歩だと考えておりますので、これを最初に周知、またご理解いただくこと、これを考えております。
以上です。
65
◯議長(
朝井啓祐君) 3番
沢田洋子議員。
66 ◯3番(
沢田洋子君) 本市の国保加入者は退職者や低所得者が多数を占めています。今日の不況やリストラ、重なる医療改悪によって国保加入者の
暮らしも大変になっています。こうした対策として、だれもが払える保険料に設定し、納入率向上に向けた
取り組みを要望いたします。
委員会の中で討論を深めたいと思います。
以上です。
67
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、国民健康保険天満診療所特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
68
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、住宅新築資金等貸付金特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、老人保健医療事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
70
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、
下水道事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
71
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、駐車場事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、介護保険事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、
後期高齢者医療保険事業特別会計
予算について、質疑はありませんか。7番友田順子
議員。
74 ◯7番(友田順子君) 議第9
号平成20年度
大和高田市
後期高齢者医療保険事業特別会計について、質疑を行います。昨日の代表質問と一部重複する点があると思いますが、ご了承をお願いいたします。
この
後期高齢者医療制度は、国民皆保険を堅持し、将来にわたり医療保険制度を持続可能なものとしていくため、老人保健制度を廃止し、超高齢者社会を展望した新たな医療保険制度の体系として、この4月スタートされます。75歳以上の
市民が必ず加入する制度であり、現在加入している国民健康保険、国保や中小企業の会社員が加入している社会保険などから新制度に自動的に移行されるようになっております。都道府県内の全市町村が加入する広域連合が県単位で運営され、市が窓口となり創設された独立した医療制度であります。増大する75歳以上の高齢者の心身の特性や生活実態等を踏まえ、現役世代の費用負担、給付の関係はもとより、
財政運営の明確化と安定化を図るのが目的だと認識をしております。
市政だよりによりますと、対象者には新しい保険証を3月下旬までに郵送で届けられるとありますが、
市民の
皆さん方は本当に手元に届くのか、大変不安の様子であると聞いております。詳しいことがわかる範囲でお知らせください。
そこで、数点にわたってお伺いいたします。
保険料の設定状況について伺いますが、県下一律の保険料、均等割と所得割率が基本で、均等割は3万9,900円、個人平均保険料は年額7万2,993円が計上されております。近畿他府県と比較してはどうなのか。また、全国平均ではどうなっているのか。また、低所得者の減免制度について教えてください。
2点目としまして、年金の所得額によって特別徴収、普通徴収方法になると聞いておりますが、詳しく説明してください。
3つ、
後期高齢者医療に新たに導入されました生活習慣病に関するメタボリックシンドローム等特定健診の内容についてお尋ねいたします。
4つ、医療費、介護費の合算制度の自己負担額、限度額56万円の内容についてお伺いいたします。
5つ、この制度の葬儀費返戻金等についてお伺いいたします。
以上でございます。
75
◯議長(
朝井啓祐君) 健康福祉部長。
76 ◯健康福祉部長(柴原修二君) ただいまの友田
議員さんの
後期高齢者医療制度についてのご質問に
お答えを申し上げます。
国民皆保険制度を将来にわたり持続可能なものとしていくため、
後期高齢者医療制度が創設をされたところでございます。
まず、保険料の設定状況ですが、均等割額が3万9,900円、所得割率が7.5%でございます。所得の低い方には均等割の軽減措置がございます。軽減後の1人
当たりの保険料は年額7万2,800円で、近畿6府県内では4番目の保険料で、最高は大阪符の8万4,320円、最低は和歌山県の6万1,623円でございます。軽減後の全国平均は7万1,500円で、奈良県は中くらいに位置しております。最高は神奈川県の9万2,750円、最低は青森県の4万6,374円でございます。
保険料の徴収方法でございますが、年額18万円以上の年金受給者の方々は、保険料が年金から天引きされます特別徴収となりますが、介護保険料と
後期高齢者医療制度の保険料を合わせた保険料額が年金額の2分の1を超えます方、及び年金額が18万円未満の方は納付書や口座振替などでの保険料を納めていただきます普通徴収となります。
続きまして、健康診査についてでございます。
すでに高血圧性疾患や糖尿病などの生活習慣病で受診中の被保険者の方は、必要な検査は治療の一環として行われますため、健康診査を実施する必要性は薄いとされておりますが、高齢者の疾病の早期発見のためにも、老健制度と同様に健康診査を実施する予定でございます。実施方法につきましては、市内の健診機関等で実施をいたします。
保険料の減免制度でございます。
広域連合の
後期高齢者医療に関する条例の中に減免規定がございますが、保険料の減免等の相談や申請は市町村が窓口となります。広域連合内で平等な取り扱いとなりますよう、ガイドラインが作成される予定であり、市の窓口におきまして、広域連合との連携を保ちながら、親切で適切な対応に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、高額療養費及び介護サービス費の合算制度でございます。
従来の老人保健医療制度と同様に、一月の医療費が限度額を超えました場合には、超えた分が高額療養費として支給をされます。また、同一世帯におきまして、医療給付と介護サービスを同時に受けておられます場合には、医療と介護のそれぞれの支払い限度額を適用した後に、合算して得た額が高額医療・高額介護合算制度の限度額を超えた場合に、超えた分が支給をされます。なお、自己負担限度額は、一般的な所得区分におきまして56万円でございます。
それと葬祭費でございます。
葬祭費は、
後期高齢者医療制度のすべての被保険者を対象として葬祭を行う者に3万円が支給されます。生活保護世帯は
後期高齢者医療制度の対象外でございます。医療を受けられる場合や亡くなられた場合などは生活保護制度に基づく措置となります。
なお、新しい保険証が昨日広域連合より市に届きましたので、制度のPRのしおりなどの同封作業の上、今週金曜日に配達記録郵便にて発送できるよう、ただいま準備中でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
77
◯議長(
朝井啓祐君) 7番友田順子
議員。
78 ◯7番(友田順子君) ご丁寧にご答弁いただき、ありがとうございました。
この制度は、従来、保険料を支払う必要がなかった75歳以上の後期高齢者に対し、独立して1人に1枚の保険証が交付されます。それによりまして保険料負担が生じます。ただし、支払いは4月より半年間は全額免除、その後、10月からの半年間は9割軽減されることになっております。広域連合で保険料は、大体先ほどお聞きしましたところ、横並びというんですか、まあまあという数字だと思っております。
また、年間18万円以下と以上の特別徴収と普通徴収の方法をお聞きいたしました。現在、日本の国の医療費は約30兆円になるそうです。お医者さんにかかっている人もかかっていない人も合わせ、保険料と税金と自己負担の3つで30兆円を支払っていることになるそうです。介護保険利用者であっても利用しない人であっても同じことが言えると思います。少子高齢化の現在、税金、医療費削減のため、健康が第一ではないでしょうか。人間は加齢になれば病気に近づきます。医療機関で特定健診の糖尿病や高血圧、また認知症の健診を早めに受けて、病気の早期発見、治療に専念できる環境づくりが今こそ求められているときだと思います。その他のことは、また
委員会でお聞きいたします。
以上で終わらせていただきます。
79
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、水道事業会計
予算について、質疑はありませんか。13番植田龍一
議員。
80 ◯13番(植田龍一君) 先ほど、
一般会計の歳出で、市全体の節水に対する
取り組みを質問させていただきましたが、市全体で節水の
取り組みを実施されますと、当然、この水道会計の
予算の歳入が減額、すなわち水道局の売り上げが落ちることが予想されますが、経営的に見て、大きく影響をするのでしょうか。このことをお伺いいたします。
81
◯議長(
朝井啓祐君) 水道局長。
82 ◯水道局長(細井民久君) 植田龍一
議員さんの公共施設の節水への
取り組みによる水道収益の減に係ります水道局の今後の経営についてのご質問に
お答えを申し上げます。
水道料金収入は、現在、給水人口の減少や家庭電化製品のエコ化による節水、それに会社等大口需要家の自己水利用などがふえまして、配水量は伸び悩んでいる状況であります。当然、公共施設の節水によります影響も少なからずあろうかと思われますので、今後も漏水調査の継続的実施をいたしまして、無効水量の減少を図り、有収率のさらなる向上に
取り組みますとともに、経費の節減に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。
83
◯議長(
朝井啓祐君) 13番植田龍一
議員。
84 ◯13番(植田龍一君) ありがとうございます。
また、あとは
予算特別
委員会で質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
85
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、市立病院事業会計
予算について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、条例議案7件について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
87
◯議長(
朝井啓祐君) 次に、指定管理者の指定議案5件について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88
◯議長(
朝井啓祐君) おはかりいたします。本件23議案は、8人をもって構成する
予算特別
委員会を設置し、これに付託の上、審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89
◯議長(
朝井啓祐君) ご異議なしと認めます。よって、本件23議案は、8人をもって構成する
予算特別
委員会を設置し、これに付託することに決しました。
おはかりいたします。ただいま設置されました
予算特別
委員会の委員の選任につきましては、議会
委員会条例第8条第1項の規定により